2049
Cases
申請から登録完了までのフローを
迅速かつ確実に

三菱電機FA事業部 アカウント管理機能実装

プロジェクトの背景

三菱電機FAシステム事業本部では、社内メンバーの業務遂行のために様々なウェブシステムを構築、運用しています。

これらのサービスは、利用目的や利用者はもちろん開発時期やベンダーも異なっているため、アカウント作成や廃止の申請が対応サービスごとに発生しており、繁忙期になるとユーザーが対象サービスの利用を開始できるまでに最大1か月もの時間を要していました。

クライアント企業のセキュリティガバナンス強化に合わせて新たな業務プロセス構築が必要となったことを契機に、アカウント改廃業務見直しと同時に、前述のアカウント管理に関わる対応時間の短縮を目的としたプロジェクトが立ち上がることとなりました。

ステークホルダー

  • クライアント:三菱電機FA事業部機器計画部
  • サイト運営者:同上
  • サイト利用者:事業部、製作所、支社

課題の事前理解と、クライアントの事情を汲んだ改善提案

本プロジェクトの前から2049はFAIBnet 2.0の開発とその後の運営支援を行っています。そのため、プロジェクトオーナー(以下PO)とは密なコミュニケーションを取ることができており、開発の前年度(23年度)にはすでに本課題は共有されていました。

そのため、2049は24年度の改善提案として、課題への対応方法、その時点で想定される新しい業務プロセスのイメージ、実行スケジュールなどを整理しました。

POによる内部承認を経てプロジェクト開始となってからは、各サービスの課題の深堀り、目的や特徴の把握、アカウント運用状況整理など調査業務を行い、並行して要件定義を進め、「FAIBnet 2.0」の一機能として新たに社内ユーザーがサービス利用のためのアカウントを申請するための機能(=アカウント管理機能)を設けることとなりました。

幅広い関係者を網羅したオリエンテーション実施

本プロジェクト目的達成のためにはアカウント改廃に関する業務フローの更新が必須となりますが、そのためには各サービスを開発・運用するベンダーとの連携が欠かせません。

これまでのアカウント申請は、所定のExcelドキュメントに申請するメンバーの詳細な情報を記入し、クライアント企業で利用されている承認システムにて複数の部門を経て承認されたあと、各ベンダーの担当者が手作業でアカウント改廃業務を行う、という流れが基本でした。またこの作業は、時に申請者へ内容確認のコミュニケーションが別途必要になることもありました。

2049はPOと協力し、各サービスのアカウント申請書の精査と、クライアント企業のセキュリティガバナンスを反映しつつも簡素化した承認フローを整理し、理想となる新たな業務プロセスを構築、これを維持するためのシステムのイメージを作成し、各ベンダーに向けオリエンテーションを行いました。

取りこぼしなく円滑なプロジェクト統括・推進

合わせて、ベンダー側でも新しい運用に合わせたシステム改修が必要であったため、2049はこのアカウント管理機能と並行して各ベンダーとのコミュニケーションを行いました。アカウント申請に必要なデータは各サービスにより違いがあるため、単純にこれらを並べて登録させるような仕組みではユーザーの負担が大きくなってしまいます。そこでクライアント企業の基幹システムの持つ情報とも連携し、ユーザーの利便性と各サービスへの改修規模を加味した設計を行い、これらをベンダー側と共有、実装可否の確認や調整を繰り返し行いました。

2049では今回のプロジェクトにおいて、システム連携やアカウント管理機能の設計・開発をFAIBnet 2.0開発時と同じチームで実施したため、システムや事情の多くを把握しており、より円滑なプロジェクトの統括と推進が可能となりました。

申請対応期間が最大1か月から1日に短縮、申請と管理の両面で負担が軽減

これまで、申請の多い年度末から新年度、上期・下期の切り替わり時に最大1か月かかっていた申請から利用開始までの時間を、わずか1日(申請した翌日)に短縮することを実現しました。

加えて、組織変更などで組織構造や名称が切り替わった場合でも対応できる柔軟性を持たせたため、変更に関わる各サービス運用ベンダーの修正対応の負担も低減されました。

ユーザーにとっては、異動してきたスタッフの情報共有に要する時間が短縮し、申請もExcelドキュメントから入力補完や入力検証を備えたウェブUIに変わったことで間違いによる手戻りも減り、現場業務の大きな改善となりました。

また、アカウント申請履歴の確認や、どのユーザーがどのサービスを利用しているか、退職者や出向者などのアカウント廃止漏れがないか、といったセキュリティ部門が確認するべき項目がひと目でわかるため、管理上でも大きな役割を果たしています。

申請対応期間が最大1か月から1日に短縮、申請と管理の両面で負担が軽減
アカウント一覧
申請対応期間が最大1か月から1日に短縮、申請と管理の両面で負担が軽減
これまでの質問を整理し、ヘルプコンテンツを作成
申請対応期間が最大1か月から1日に短縮、申請と管理の両面で負担が軽減
申請画面

運用利便性向上のため、運営支援を継続

リリース後はユーザーの申請や管理者の運用利便性向上のための機能追加を行いつつ、これまでの問い合わせを集約したヘルプページを作成するなどの改修を行っています。

大きな組織改編や、組織上の管理者や申請担当者が変更になった場合には申請に関する問い合わせが増えることもあるため、これらユーザーへ配慮したページの作成など、安定した利用と運用が行われるようPOと協力し、引き続きサービスの運営支援を行います。

Contents
プロジェクトの背景
2049が行ったこと
プロジェクトの結果
プロジェクトのその後